オンナが3人寄れば姦しい、とはよく言ったもので…
って一人オンナじゃないし！！ｗ
御影「こないだ、公衆トイレで生まれた赤ちゃんの話がタレ込まれて」
「わざわざ現場に行ったのよ！狭くて汚いトイレだったわ」
志鶴「あらあら…その赤ちゃんは無事だったの？」
愁「そんな出生イヤすぎ。俺んときってフツーだった？」
志鶴「貴方は足から出てきたってお医者様が仰ってたわよ」
そこへ赤信号点灯中の紗矢香が猛ダッシュ。
紗矢香「トイレの話をトイレでするな！！あーん漏れそう〜」
軽くパニックのようです
「お姉ちゃんも母さんも早くどいてーーー！」
紗矢香の声に、何事かと出てきた愁が見たのは
今にも漏らしそうなのを必死で堪える妹の姿。
「こ れ は」
愁「その苦悶に歪む表情…サヤちゃん萌え！」
紗矢香「いーやぁあああ！！放して！トイレ！」
その状態の妹を小突くか普通…
気難しさ９の社交８ともなると、ろくでもない絡み方しますね。
愁「放してほしけりゃ『お願いですお兄様』って言ってみろ♪」
紗矢香「誰が言うかぁぁこの腐れ外道！てかヤバい本気でヤバい」
愁「ダイジョーブ、漏らしても笑うだけだから♪」
紗矢香「絶対漏らさない…この変態の前では死んでも漏らさない…」
でももう無理だろう、と思っていたら
志鶴「あら、貴方たちどうしたの？」
と、なんとも暢気に出てきた母。
紗矢香「かあさんのばかーー！漏らしたらどうすんのよ！」
志鶴「あらごめんなさいね。御影、紗矢香と替わってあげて」
「愁もこんな時にちょっかい出すんじゃありませんよ」
愁「へいへーい。愛情表現だっつのｗ」
紗矢香「(漏らさない漏らさない漏らさない…ブツブツブツ)」
紗矢香「変態クソ兄！あとで殴る！！」
思いっきり吐き捨ててトイレに駆け込み、無事漏らさず済みました。
たぶん本当にギリッギリだったんだろうな…
殴られちゃたまらん、とばかりに逃げ出した愁は
近所の大人たちが勝手に入っているテラスのジャグジーへ。
メンバーは長良夫妻と、24歳独身の小野真智子嬢(ロマンス願望)。
てか長良さんは自分の家で入らないんですか？
真智子「いやん、若い男の子と知り合えるなんてラッキー！」
妙子「愁くん、きみが年上好きでも真智子はやめときなよ」
「人生ひっかき回されて、暗雲立ち込めちゃうわよ〜ｗ」
忍「そうそう、彼女に泣かされた男は数知れずなんだから」
真智子「あら、私といれば毎日が夏休みよりも素晴らしいのに」
忍「夏の魔物ってやつですか。モテる女性は怖いねえ」
真智子「魔物じゃないわよ。取って喰おうってんじゃないんだから」
妙子「いやモリモリ喰ってるじゃない」
愁がついていけずにキョロキョロしてるのが笑える。
忍「あんまり若い子をからかうのはよせよ」
「愁くん、高校はどうだい？急に勉強難しくなるだろう」
愁「(やっと会話に参加できる)」
愁「いやーもうサッパリっすよ！お手上げ状態」
「あの机と椅子もヤバい、あんなよく眠れるのは他に無いっす」
妙子「ありゃー、典型的なダメ学生やってるんだね」
喋りまくってるうちに、愁もすっかり大人たちと打ち解けました。
妙子「珠緒産んでから太っちゃって！5年前の服が入らないのよね」
愁「そらあきまへんがな 服破れまんがな(ビシッッ)」
忍「ああ、そうだろうと思った。なんか分厚くなったよな」
「5年前の服ってフォーマルドレスか？あれはもう無理だろう」
妙子「ぶ、分厚いって何よ！これでも標準はキープしてるのよ」
忍「俺は妙ちゃんがどんな体型であろうが構わんのだよ」
「ただ、どう考えても無理なのに着られる服は哀れだ…」
忍「ランプの魔人でも、元の体型には戻せないんじゃないか？」
妙子「はぁ？いくら忍くんでも聞き捨てならない。ちょっと表出な」
真智子＆愁「(旦那さん超無神経！奥さん超怖っ！)」
そんなこんなで夜も更けて
結局朝まで居座り、帰っていった長良夫妻なのでした。
本当に家で入れよな…
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