大江家<2>


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シキブにとって蕎麦とは何でしょうか?






「(アタシはあの器の中で丸くなりたいの。中身はいらないわ)」





産後の見舞いに訪れた同僚と歓談する郁乃。
シッターさんも交え、女だらけで盛り上がっております。

息 子 を 放 置 し た ま ま 。

あしあとカーペットの先に赤ん坊とか…ちょっとシュール。





おや?朝方出勤したはずの和泉の姿が…
なんかテンションがおかしい。異常な凹み様。

和泉「なんだってこんなことに…」





和泉、クビになって帰ってきました。
天路誕生でモチベーションも上がってたのに…
作者の選択ミスが原因ですね。やっちまったな〜。

「郁乃と天路に合わす顔がないよ」

プラチナだった願望メーターも真っ赤に。本当にすまんかった。





まあ昇進すると勤務時間帯が変わったりするし、
最悪黙っててもバレないから大丈夫!と応援してたんです。が。
本人はすっかりしょげかえって、妻と息子の前でメソメソ。

和泉「天路が生まれてこれからって時に…うぅっ」
   「こんなことになるなんて。不甲斐ない父を許してくれ…」
郁乃「(結婚して子ども生まれた途端に…私ってさげ○ん?)」





和泉「すまん、すぐに仕事を探すよ…ヒック ズビー」
郁乃「残念だったけど、しょうがないわ。気を落とさないで」
   「(これで今より条件のいい職に就いてもらえそうね)」

科学キャリアの郁乃、まずはとにかく復職したい様子。
彼女の生涯願望は「マッド・サイエンティストになる」こと。
生まれたばかりの息子も可愛いし家族は大事、でも仕事も楽しい。
今回の夫の失職も、好機と思ってるフシがあります。
よく言えば冷静で前向き、悪く言えば冷淡で無機質。





「泣いてる場合じゃないな!天路、ただいま〜父さんだぞ」

郁乃の同僚に抱かれている天路に、帰宅の挨拶。
(さっき泣いてるとこ見られてたけどな)





「今日は父さん早かったんだぞ〜。今日だけだぞ〜」

和泉は郁乃とは反対に、感動屋で熱い心を持っています。
考え込む時もあるけど、基本的には明るいムードメーカー。
そして何より家族を大事に思っています。
彼の生涯願望は「3人の子どもたちを大学卒業させること」。
…キャリア志向の郁乃には悪いけど、産休取りまくってもらいましょ。





荒んだ気持ちが和らいできていた和泉に悲劇が。





イッツ ミラクル スプラ〜ッシュ





着弾!おみごと〜

和泉「うわっ!!よりによって今吐くかよ」

もうね、仕事は無くなるしゲロは浴びるし…厄日としか





でも今日は天路の誕生日。
生まれたのがついこの間なのに…早いものです。
片っぱしから近所に声かけてシム呼んで、即席パーティー。
近所のオバチャン(第1話参照)は来てないけど、わりと集まりました。
朝から来ていた同僚女性とシッターさんにも居てもらいました。





洗礼を受けてシャワーを浴びた和泉が天路を抱っこ。

「さあ、消すぞ。元気な子に育ってくれよ!」





おめでとう!天路は子どもに成長しました。
目は郁乃に似てるけど、全体的に父ちゃんそっくりだぜ。

和泉「ははっ、こいつは悪ガキになりそうだ!」





パーティーが終わって皆が帰ったあとは、家族団欒の時間。

和泉「さっき新聞で仕事見つけたよ。明日から俺は軍人だ」
   「天路のイスもミリタリー調にしたぞ!気合いが入るだろう」
郁乃「やれやれ、まだ出勤してもいない内から影響されるんだから」
   「(まあ薄給だけど時間は安定してるし、良かったじゃないの)」

ツンデレーション嫁。





裸の天路に向かって、思いの丈を綴る和泉。

「父さんはお前たちのために全力で働くからな」
「お前がいつか俺の姿を見て、誇りに思ってくれたら幸せだ」

熱い想いはわかったから、息子を早く風呂に入れてやってくれ





そして一日の終わりになぜか団子を作り、その出来を確かめる。

「よし、これだけうまくできれは明日は絶対にいいことがある」
え、それ願掛けだったんですか…


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