大江家<1>


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緑の中にぼへっと佇む妊婦。
懐妊前までバリバリ働いていたためか、休日を持て余しています。





郁乃「産休ったってまだ産まれてないし、何していいかわかんないや」
なのでとりあえず釣り。だそうです。





そのうちに陽が傾き始め、慌てて車に乗り込む。

「タウンセンターで和泉と待ち合わせるの忘れてた!」

シキブも一緒。ちゃんと助手席に座るんだなぁ





出先で和泉と合流し、通りかかった長良家の奥様ともご挨拶。

妙子「よろしくね!赤ちゃんいつ産まれるの?」
郁乃「もうすぐよ。初めての子どもだからてんてこ舞いで大変」





妙子「あら、産まれてからはてんてこ舞いどころじゃないわ」
   「もうキリキリ舞いって感じね!寝る暇なんかないわよ〜」
   「でもね、赤ちゃんは本っっっ当に可愛いわよ!うふふふふふ」
郁乃「(この人よく喋るなぁ…)」

妙子さん、完全に近所のオバチャン顔になってます。

このあとオバチャンとは別れ、買い物して帰宅。





買ったのは結婚指輪。

和泉「今まではただ同棲してただけだけど」
   「俺たちはもうお腹の子の父親と母親なんだよな」
   「ちゃんと家族になって、みんなで一緒に生きていこう」





 郁乃「ふふ。それをもうちょっと早く言ってほしかったわね」
    「でもありがと。リングのサイズも合ってるわ」
 和泉「そりゃそうだ。そのために今日一緒に買ったんだから」
シキブ「(あんたたちやっとケッコンしたの…長かったわね)」





子どもの頃から互いを知っている2人は
小学校から大学までを共に歩んできた幼馴染です。
社会人になってから同棲を始め、数年経って今に至り。
今日ようやく家族になったのでした。

郁乃「ま、末永くよろしくお願いします…な〜んちゃって」





その後、うっかり夫のシャワーを覗いてしまったり
  




うっかり妻のシャワーを正面から目撃してしまったり、と
なんとも赤面ハプニングの多い新婚さん。
(判っててわざとやってるとしか思えませんが)





そんな平和な時間を過ごした後、ついにやってきました

「き、きた!これが陣痛ってやつね。いったぁぁい…」





「和泉、早く来て!産まれるぅ〜〜〜」

グァー キラキラ スポーン





なんとか無事に産まれました。
赤ちゃんは男の子です。名前は天路(たかみち)。

郁乃「ふう〜。やっと会えたのね、我が家へようこそ」





立ち会えなかった和泉も飛んできました。
和泉「おおお、これが俺の子か!郁乃でかした!!」
   「よちよち、はじめまちて!パパでちゅよ〜」

家族願望の和泉は大興奮で、生まれたての子どもにつきっきり。





「うわ、ちっちゃ!でも温かいな、ちゃんとシムなんだな」
「すごいな、郁乃の腹がもうぺたんこだ!まさに神秘…」

新米父は饒舌になったり生命の誕生に神秘を感じたり、大感激。
世話も俺がやる!と言って郁乃に天路を渡そうとしません。





「生まれたばかりでも腹が減るのか!可愛いヤツだ」
「たくさん飲んで早く大きくなるんだぞ!そして酒を酌み交わそう」

おとーさん気が早すぎ。





「ああ、なんて可愛いんだ…天路、お前は本当に天使のようだ!」

愛しさ余って泣き出しそうな顔。
他所の家族願望シムでも、こんなに甲斐甲斐しいの見たことない。





産んだばかりの母はクールなもので…
郁乃「ねえ和泉、ミルク飲ませすぎるとエラい目に遭うらしいわよ」
   「可愛いけどウ●コもするんだから、オムツも換えてね」
   「(和泉がこれだけ世話してくれてたら、復職もすぐできそうね)」

ちなみに和泉、オムツ替えは恐れに出てました。
息子のウ●コ処理を嫌がらないでください!


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